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Autobacs Protone チューンナップツイーター VSP-03T + Dayton コンデンサー [こだわりの一品:インサイト編]

カーオーディオも同じまま3年近く聴き続けると、人間どうしても飽きがきてしまい、ちょっと環境を変えてみようと考えたのがツイーターの追加です。

現状フロントはコアキシャルスピーカーですが、音が足元からしか聞こえないため、高音をもう少しハッキリ聴きたいのが狙いです。ただ、後付のツイーターは、

・コアキシャルの内蔵ツイーターと位相ずれの可能性がある
・クロスオーバー周波数が最適化できない

などの問題があるようです。また、簡単なネットワークしかついていない普及帯のセパレート型スピーカーと共通して、

・ツイーターとスピーカーの音量を別々に調整できない

という問題もあり、これはツイーターの設置場所で調整するしかないようですが、実際は音量のバランスよりも、設置のし易さや見栄えを重視せざるを得ないといったところでしょう。

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というわけで、”だめもと”でVSP-03Tを購入してみました。みんカラでも評判いいようですが、オートバックスのネットで特価時に注文・店舗引取すると980円で、もし気に入らなければあきらめがつく価格です。

また、ネットワークコンデンサを交換するとさらに音のよくなるそうなので、Dayton Audio製のメタライズド ポリプロピレン フィルム・コンデンサー(3.3uF・250V)を楽天で購入してみました。2個+メール便送料で760円。

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他にもエーモンのNo.2200パネルはがしや、もろもろの材料をホームセンターやダイソーで購入。

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VSP-03Tのケーブルにはネットワークとして、元々は3.3uF・50Vの電解コンデンサがついています。

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これをDaytonのコンデンサに交換です。ハンダづけ部は熱収縮チューブで覆い、念のためこの後、コンデンサ本体もビニールで覆いました。

ところで、コンデンサを交換するとなぜ音がいいのか知りたくて、ツイーターを家のオーディオアンプ(KENWOOD R-SE7)に接続し、以前のこちらの記事と同じ方法で調べてみました。以前のこちらの記事で紹介した「カーオーディオ・パーフェクト・セオリーブック2」の調整用CDに収録されているピンクノイズを再生し、ツイーターの出力音の周波数特性を測定しました。

但し、録音に使ったICレコーダー(OLYMPUS V-13)が仕様上13kHz付近までしか音を拾わないので、2kHz~12.5kHzまでの周波数範囲のみの比較です。

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before(付属の電解コンデンサのまま)

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after(Daytonコンデンサに交換後)

付属の電解コンデンサのままだと、周波数特性に起伏がいくつか見られますが、Daytonコンデンサに交換すると、比較的フラットな特性になることがわかりました。これらがアンプとICレコーダーを介した特性であることを考慮しても、Daytonコンデンサのほうが音が良さそうに思いました。

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ツイーターは付属のブラケットは使用せずに、インサイトのダッシュボード奥のツイーターリッドにそのまま収めることにしました。加工不要で入ります。

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但し、そのままではユルユルなので、ダイソーで購入したグルーガンで周囲を固定しました。

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取り付けのため、オーディオパネルを外しました。外し方と配線情報は、アルパインのHPにある車種専用取付情報やみんカラの諸先輩方の整備手帳を参考にさせていただきました。

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カーオーディオ側のハーネスにツイーター用ケーブルを結線しました。ついでに将来のため(?)に車速信号も取り出し、カーオーディオ裏のSW端子にRCAケーブルも接続しておきました。何度もパネルを外すのは大変ですので。

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ツイーターを接続し、問題なく音が出ることを確認した後、オーディオパネルを戻して、這わせたケーブルを結束バンドで固定し、ツイーターリッドを元に戻して作業完了です。

ただ、ツイーターの設置場所がダッシュボード奥で、上を向いているため、当初はあまり効果ないと思っていたのですが、「カーオーディオパーフェクトセオリーブック2」の調整用CDで再度調整を行うと、前方から高音がよく聴こえるようになりました。心配していたコアキシャルスピーカーとの位相ずれも気になりませんでした。

ポップス(女性ボーカル)・ジャズ・クラシックなどの曲を聴いてみましたが、特にシンバルやピッコロの音が際立ってハッキリ聴こえるようになりました。劇的ではありませんが、違和感なく少し高音が強調されるようになったので、まずまずの結果だと思います。

次は、暖かくなってからデッドニングですかね。でも、ブチルゴムと闘いたくはないんですが。。。

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関連URL
車種専用取付情報|製品を使いこなす|ALPINE Japan



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価格:¥290 ショップ:横浜ベイサイドネット 楽天市場店
レビュー件数:1 レビュー平均:5.0
商品名 Dayton コンデンサー(250V) 商品説明 Dayton Audio(デイトン オーディオ)製のメタライズド ポリプロピレン フィルム・コンデンサーです。 コストパフォーマンス抜群のコンデンサーで、クロスオーバー ネットワーク用に設計されていますが、 無極性コンデンサーとしてアンプなどにも勿論使用出来ます。 容量も、 0.1μFから40μFまで29種類 と細かくそろっていますので、ネットワークの設計も楽ですね。4.0μFまでの大きさは「メール便配送」も可能です。 スペック 材質:メタライズド ポリプロピレン 誤差:5% 耐電圧:250VDC ↓リンクをクリックすると各商品ページへ移動します当店であす楽をご利用いただく際には、以下のご注意もご確認ください。 【あす楽ご利用上の注意事項】

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そらへい

力作です。
コンデンサーの特性まで調べられて感心します。
私も以前、スピーカー交換したことがありますが
全くのトレードインでした。
それでも狭い場所で、腕がつりそうになった覚えがあります。
手際の良さもあるのでしょうが
画像で見る限りは簡単そうに済んで
ツィーターの効果も認識できて良かったですね。
by そらへい (2012-02-23 20:28) 

ケンタパパ

そらへいさん、コメントいただきありがとうございます!

今回のツイーターは正直あまり期待していなかったのですが、意外にもうまくいったかなと思います。
クルマDIYはまだ慣れていないので、情報収集から作業完了まで、かなり時間がかかりましたが、その分楽しめました。

コンデンサ交換での音の改善は、私自身半信半疑でしたので調べてみましたが、特性が目に見えるとなるほど納得できますね。
by ケンタパパ (2012-02-23 22:59) 

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